ジュウリョクピエロでオークスを勝ち、今村聖奈騎手と寺島良調教師がガッチリ握手=24日、東京競馬場(撮影・奈良武) (オークス、2026年5月24日 15:40、GI、東京11R、芝・左2400m)
24日の東京11Rで行われた第87回オークス(GⅠ、3歳オープン、牝馬限定、芝2400メートル)をジュウリョウクピエロで制した今村聖奈騎手(22)=栗・寺島=が、優勝騎手インタビューでJRA女性騎手初のGⅠ勝利を達成した喜びを語った。一問一答は以下の通り。
──GⅠジョッキーとなって、スタンドの風景をウィナーズサークルから見るのは
「本当に感無量で、いっぱいです」
──JRA女性騎手として初のクラシック制覇。歴史の扉を開けた
「関係者の方々を含めて、ジュウリョクピエロに感謝したいと思います」
──パドックでまたがったときには、まずどんな感じだったのか
「危うさ全開で『いや~、きょうもヤバいな~』と思いながら、レースの緊張というよりは落とされないかの緊張の方が大きかったです」
──その中で、どうやってなだめながらエスコートをしたのか
「私は本当につかまっていただけです。所属する寺島良厩舎で前回、前々回のレースからいろいろアプローチの仕方を変えてみて、厩舎、チームで勝ち取った勝利だと思います」
ガッツポーズする今村聖奈騎手──まずはレースを振り返って。スタートから道中、4コーナーまで
「前回の忘れな草賞のレースが脳裏にあり過ぎて、スタート直後に抑えるのだけはやめておこうというのと、やっぱり直線は長い東京コースなので、午前中からいろいろ、どのぐらいから坂があって、どのぐらいから追い出しをして、というのを考えていて、あとはもう彼女が自信を持って乗ってこいって送り出してくれたような形だったので、本当に彼女のリズムを大事にしながら、直線は頑張ってくれたかなと思います」
──ゴールまで直線は長く感じたのか
「目の前の馬と馬の間を抜ける脚がすごく速かったんですが、それと同時にゴール板が近づいてきているのが見えていて『2着か3着は悔しいな』と思って…。本当に最後のひと踏ん張りは馬が前に出てくれたなと思います」
──GⅠジョッキーになった。あらためてこの先の夢を
「競馬学校の試験のときから『歴史に名を刻めるようなジョッキーになりたい』と言っていましたが、1年目からは成績も下降していて、なかなかうまくいくこともなくて、本当に自分がやりたいのはこのジョッキーで、こんな感じだったのかな、とか、いい夢を見過ぎてしんどいことを目の当たりにしたときにその場から逃げだしたい気持ちがすごくあったんですが、寺島厩舎や普段お世話になっている厩舎、家族とか、すごく身近な人たちが鼓舞して自分のことを支えてくださったからこそ今があって、まだまだ5年目で今年も全然結果を出していないなか、こういった大きいレースを馬に勝たせてもらったので、それに見合うジョッキーになるにはまだまだ時間がかかると思いますが、1頭1頭しっかり乗れるようなジョッキーになりたいと思うので、これからも応援よろしくお願いします」