マイルCS南部杯で単勝1.1倍の断然人気に応えて連覇を決めたレモンポップ(提供・岩手県競馬組合) 10月14日(月・祝)の盛岡12Rで行われた第37回マイルチャンピオンシップ南部杯(3歳以上オープン、定量、JpnⅠ、ダート・左1600メートル、15頭立て、1着賞金=7500万円)は、坂井瑠星騎手のレモンポップ(牡6歳、美浦・田中博康厩舎)が最内枠から先手を奪うと、後続の追撃を振り切って勝利。国内では14戦11勝2着3回と無類の強さを誇るダート界のエースが、単勝1.1倍の断然人気に応えて昨年に次いで連覇を果たした。タイムは1分35秒9(良)。
3/4馬身差の2着は2番手から懸命に食らいついたペプチドナイル(2番人気)、さらに5馬身差の3着には中団から追い上げたキタノヴィジョン(10番人気)が入った。
マイルCS南部杯を勝ったレモンポップは、父Lemon Drop Kid、母Unreachable、母の父Giant’s Causewayという血統。アメリカ・Mr. & Mrs. Oliver S. Taitの生産馬で、馬主はゴドルフィン。通算成績は17戦12勝(うち地方3戦3勝、海外2戦0勝)。重賞は23年根岸S(GⅢ)、フェブラリーS(GⅠ)、マイルCS南部杯(JpnⅠ)、チャンピオンズC(GⅠ)、今年のさきたま杯(JpnⅠ)に次いで6勝目。マイルCS南部杯は田中博康調教師、坂井瑠星騎手ともに昨年に続き2勝目。
◇
◆坂井瑠星騎手(1着 レモンポップ)「ヒヤヒヤしました、危なかったです。無事に勝てて良かったです。負けないと思っていましたし、この馬の走りができれば大丈夫だと思っていました。強かったです。1週前追い切りは問題なかったのですが、最終追い切りで遅れてしまい、田中博康先生が“70点“の仕上がりとおっしゃっていました。70点なら勝てると思っていましたが…無事に勝てました。逃げれたら逃げようと思っていましたし、相手はペプチドナイルだと思っていたので先手を取りました。道中のプレッシャーはありました。去年と同じ形で4コーナーで引き離しにかかったのですが、なかなか離せず苦しいレースになりました。“何とかしのいでくれ“というところでしたが、ゴール前は“危ないギリギリだあ”という感じでした。ゴール後は最高の気分でした。去年も同じように勝たせていただいて、1年ぶりにみんなに『ただいま』と挨拶しました。今日はなんとか無事に勝てました。まだ僕はこの馬で日本では負けてないですし、この馬に乗る時は毎回勝つと思って…、勝つために乗っているので、レモンポップの応援をよろしくお願いします」
◆藤岡騎手(ペプチドナイル2着)「初戦からしっかり仕上げてもらっていたし、(レモンポップを)負かすつもりで作戦を立てた。真っ向勝負で負けたのは悔しいが、どこかで逆転したい」
◆石川倭騎手(キタノヴィジョン3着)「よどみなく流れていたのでしまいを生かす競馬をした。長く脚を使ってくれました」
◆吉原寛騎手(ミックファイア4着)「たくましい体になっていた。ゲートも出てくれて自分の脚は使っている」
◆下原理騎手(アラジンバローズ5着)「よく頑張っている。このくらいの距離がいい」
◆石橋脩騎手(タガノビューティー6着)「このコースだとゲートをうまく出てくれない」