JRA勢の中心はカシマエスパーダだ。新馬戦こそ4着に敗れたが、未勝利戦から一気の3連勝。前走の鳳雛ステークスでは雲取賞を制したブルーサンに4馬身差をつけて圧勝した。それ以来となる実戦だが、21日に美浦Wコースで5ハロン67秒6─52秒9─38秒5─11秒7をマーク。約3カ月ぶりでも仕上がりは上々だ。初めての地方遠征でも500キロ超の馬格から力が要る馬場は合いそうで、重賞初制覇の期待は大きい。
兵庫ジュニアグランプリで2着に入るなど、2歳時から活躍しているサトノフェニックスも侮れない存在だ。今年初戦のサウジダービーは10着に敗れ、続くUAEダービーは出走取り消し。海外では好結果が出なかったが、帰国初戦のレパードステークスでは2着と復調を示す内容だった。初コースでも遠征競馬は経験豊富で不安なし。重賞初Vを決めて秋の大一番へ突き進む。
フジユージーン(提供:岩手県競馬組合)サンライズジパングは昨年11月のJBC2歳優駿で、後のケンタッキーダービー3着馬フォーエバーヤングに0秒3差の2着に食らいついた実力の持ち主。ホープフルステークスでも13人気ながら3着に入り、芝・ダートで上位争いを繰り広げている。皐月賞9着、日本ダービー12着と春シーズンは好結果が出なかったが、相性のいい地方のダートに替われば上位をにぎわしても不思議はない。
地元の大将格フジユージーンがJRA勢と初対決する。重賞6勝を含め、デビューから無傷の8連勝。どのレースも圧巻の走りで、地方馬ではトップクラスの能力を示している。東京ダービーは馬房でのアクシデントで断念したが、その後に出走した東北優駿は楽な手応えのまま後続に2秒1差をつけて、無敗で岩手2冠を達成した。地元の利を生かしてJRAの強豪相手に、どのようなパフォーマンスを披露してくれるのか楽しみだ。