クラスターCを制したドンフランキー(提供・岩手県競馬組合) 8月14日(水)の盛岡12Rで行われた第29回クラスターカップ(3歳以上オープン、別定、JpnⅢ、ダート・左1200メートル、13頭立て、1着賞金=3000万円)は、池添謙一騎手の1番人気ドンフランキー(牡5歳、栗東・斉藤崇史厩舎)が迷うことなくハナに立ってレースを進めると、直線では607キロの雄大な馬体を揺らし、パワフルなフットワークで後続の追撃を振り切った。海外遠征帰りで昨年2着の雪辱を果たし、3つ目の重賞タイトルを奪取。秋に予定されている米GⅠ・BCスプリント(11月4日、デルマー、ダ1200メートル)へ弾みをつけた。タイムは1分10秒0(重)。
半馬身差の2着にはクロジシジョー(4番人気)、さらに2馬身差遅れた3着にケイアイドリー(5番人気)が入った。
ドンフランキーは、父ダイワメジャー、母ウィーミスフランキー、母の父サンリヴァー。栗毛の牡5歳。栗東・斉藤崇史厩舎所属。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は早野誠氏。戦績17戦8勝(うち海外1戦0勝、地方3戦2勝)。獲得賞金2億4982万9200円(うち海外5656万1200円、地方7550万円)。重賞は2023年GⅢプロキオンC、JpnⅡ東京盃に次いで3勝目。クラスターCは斉藤崇史調教師、池添謙一騎手ともに初勝利。馬名の意味は「首領+母名より」。
◆池添謙一騎手(1着 ドンフランキー)「人気になっていたのは分かっていましたし、結果を出さなきゃと思っていましたのでホッとしています。昨年はリメイクに負けて悔しい2着だったが、今回は斤量が重くても、力どおりに走ってくれれば十分チャンスがある馬だと思っていました。返し馬も緩くはなく、いいフットワークで走って状態はいいと思いましたが、レースが水曜日に延期されて月、火は調教ができませんでしたからね。そのぶん、600キロの大台になって最後はしんどくなりかけましたが、何とか踏ん張ってくれました。元々、ハナを切る馬ですからスタートに集中しましたが、普通に切ってくれて二の脚がすごく速かった。あとは自分のペースでスパートができればと思いました。ビジョンで確認したら外から迫ってきましたが、かわされる感じではなかったので強いレースができたと思います。次回は米国遠征のプランを練っているみたいですから、乗せてもらえるようこれから一つ一つ頑張っていきたいと思っています」
◆斉藤崇史調教師(同)「「レースが順延されて3日間は運動だけでしたので、そのぶんだけ体重は増えていました。今回は100%じゃなくても勝てたので、次につながる内容だったと思います。この一戦を叩いてさらに良くなってくるはずですから。脚元さえ不安がなければ米国へ行きたいと考えています」