【ボートレース多摩川 プレミアムGⅠ第12回クイーンズクライマックス】
百戦錬磨の勝負強さを発揮する。寺田はトライアル2回戦12Rを枠なり4コースから2着。1回戦が6着で、ここも大敗ならV戦線からの脱落が濃厚な一戦で、見事に3回戦へ望みをつないだ。
「気が付いたら2等って感じでびっくり。1周2マークは『3等が取れたらラッキーかな』と思っていたんですけどね」
1周1マークでの差し選択からバックは3番手争い。2マークで他艇が殺到して渡辺と田口が接触する中、ブイ際を冷静に突いて2番手に浮上した。「行き足が少し鈍くて、スタートをいかないと無理なので」とコンマ05の鋭発で、巧腕とともに熱いハートも示した。
「セット交換をして、海野さんの助言でペラも叩いて、戦えるくらいの足にはなったかな」と懸命の整備調整で、劣勢だった機力も最悪を脱した。枠番抽選の結果、3回戦12Rは3号艇。第1回大会から12年連続でクイーンズクライマックス皆勤出場と衰え知らずの女傑が、〝2着以上〟のノルマをセンター快攻で突破し、悲願のティアラ初戴冠へ前進する。(小出大輔)