もっと強くなってみせる!! 131期として昨年11月に鳴門でデビューした田中駿兵(21、徳島)は、まもなくプロ生活1年が経過。今年3月のまるがめ一般戦で初1着を挙げるなど、10月3日時点で計5勝をマークしている。
「1期目に1着を取るという目標があったので、とりあえずよかったと思います。そのあとの4勝は正直、展開も向いたので、できすぎという感じはありますが、しっかり展開を突けたことは、自信を持って考えるようにしています」
養成所時代のリーグ戦勝率は全体4位の6・78で、養成所チャンプ決定戦に出場した(結果は6着)。先日、133期養成所修了式の取材で、当時の実技教官で元GⅠレーサーの原田富士男教官と話す機会があったのだが、「田中、石本、石渡は訓練生時代から旋回力が抜けていました」とデビュー後の活躍に目尻を下げた。同期の石本裕武(大阪)はすでに25勝、養成所チャンプの石渡翔一郎(東京)も5勝を挙げており、お互いを高め合うための刺激にもなっている。
「いまは石本の実力が上ということは分かっていますし、全く意識していないといえばウソになります。でも、最終的に勝てればいいですからね。そう思ってやっています」
まだ〝修行中〟の身ということで、4、5、6号艇だけで戦っている。スロー枠の〝解禁〟は「師匠(西野雄貴)と相談していますが練習はしています」。スロー進入が解禁されれば勝率アップは間違いないが、将来のためにいまは外から勝てる技を磨いている。
「セールスポイントはどれだけ前と離れていてもあきらめずに前を追いかけることです。将来はSGなど大きい舞台へ行きたいですが、まずは勝率ですね。1年目に4点台に乗せるのが目標でしたが(3日現在、今期勝率は3・18)、もっと上を目指したいです。そのためには質がよくてレースに参加できるスタートを全速で決めなければいけないと思っています」
プロ生活は始まったばかり。互いに切磋琢磨して実力を高め合う同期との絆、そして自分を冷静に見つめ直すことで今後の飛躍につなげていく。(西脇和哉)