日本ダービー3着以来の実戦となるハーツコンチェルト(撮影・岩川晋也) (神戸新聞杯、2023年9月24日 15:35、GII、阪神11R、芝・右外2400m)
菊花賞トライアルの第71回神戸新聞杯(GⅡ、3歳、芝2400メートル、3着までに優先出走権)が24日、阪神競馬場で行われる。最後の1冠を目指す素質馬が勢ぞろい。白熱したレースが期待される。
ハーツコンチェルト(美浦・武井亮厩舎、牡)は日本ダービーで3着。ゴール前で鋭く伸びて上位2頭に迫った。その前の青葉賞では最速の上がり3ハロン34秒1をマークして2着になっており、2400メートルの距離適性は申し分なし。2カ月ぶりだった若葉Sで4着に敗れており、久々がカギになりそうだ。
シーズンリッチ(美浦・久保田貴士厩舎、牡)は日本ダービーで3番手追走から7着まで下がった。距離が少し長い感じもあったが、最後までしぶとく脚を使って0秒4差なら、内容自体は悪くなかった。血統的には2400メートルに問題があるわけではなく、毎日杯を勝った好相性の阪神なら違う結果も。
ロードデルレイ(栗東・中内田充正厩舎、牡)は土つかずの3連勝と底を見せていない。6カ月半ぶりの休み明けだった前走はクビ差の勝利だが、3着馬には3馬身半差をつけている。直線でしっかりと伸び、レースぶりに安定感があるが、ロードカナロア産駒だけに距離克服がポイントになりそう。
皐月賞3着のファントムシーフ(栗東・西村真幸厩舎、牡)、京都新聞杯勝ちがあるサトノグランツ(栗東・友道康夫厩舎、牡)、2400メートル以上で3連勝中の上り馬ナイトインロンドン(美浦・大竹正博厩舎、牡)などにも注目だ。