断然人気のソールオリエンスは4コーナーで不利があって2着。横山武史騎手は悔しさをかみ殺すように引き揚げてきた=中山競馬場(撮影・菅原和彦) (セントライト記念、2023年9月18日 15:45、GII、中山11R、芝・右外2200m)
単勝1.6倍の断然人気に支持された皐月賞馬ソールオリエンスは、日本ダービーに続いて2着に敗れた。外枠(⑭番)もあって中団やや後ろの位置でじっくり構える競馬を選択。3、4コーナーで進出を開始したが、内から張り出してきた馬の影響で外へ振られる形になり、直線で自慢の豪脚を繰り出しても勝ち馬に1馬身3/4及ばなかった。
秋初戦を飾れなかった横山武史騎手は悔しさをにじませてコメントせず。手塚貴久調教師は結果を受けて「残念でした。単勝1倍台で負けて申し訳ないです」と切り出し、続けて「今日は安全策で外々を回ってもいいから力を信じていこう…と。ただ、4コーナーで外に振られて勝ち馬に2馬身くらい離されたのが響いた」と敗因を口にした。
それでも最後に「道中で遊びがあって、距離もかなりもつことが分かったし、課題のコーナリングも問題なかった」と収穫も強調。菊花賞へ向けて前を向いていた。