7RのS級予選は3分戦。人気を集めそうなのは林慶次郎-阪本和也の九州ラインで、別線は山中秀将-副島和人-丸山啓一でまとまる南関ラインと、片折亮太-柴田洋輔の埼京ラインだ。
狙ってみたいのは山中だ。まだ予選での取りこぼしもあり、本来の実力から考えると決して満足のいくものではない。ただ前々回の地元・松戸記念の一次予選では島川将貴の先行をまくって快勝しているように、徐々にではあるが調子を取り戻してきている感じだ。
ここは自力で活路を開くが、隊列3車でライン的に有利なのは事実。片折がレースを乱せば林も簡単にマイペースに持ち込むのは難しく、両者で踏み合う流れになれば精度の高いまくりに定評がある山中の出番。脚をためて一気に仕掛けて出ればチャンスとみた。
マークの副島は付け切れないケースも考えられるため、車券は山中から2着、3着を流しての3連単で②-全-全といく。
■藤巻伸司(ふじまき しんじ)競輪担当 サンスポで競輪を担当して30年目に突入。さすがに全盛時の体力はないが、勘と決断力は鈍っていないと自負している。これからも感性に磨きをかけて好配当を提供していきたい。