浜松オート『特別GⅠプレミアムカップ』で通算4度目の大会Vを果たした青山周平 浜松オートの『特別GⅠプレミアムカップ』は18日、第12Rで優勝戦(1着賞金650万円)が行われ、青山周平(38)=伊勢崎31期=が2022年9月の当地に次ぐ通算4度目の大会Vを飾った。GⅠ制覇は前節の伊勢崎ムーンライトCCに続き23度目。完全優勝を狙った黒川京介が2着。3着には佐藤貴也が入った。
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ナンバーワンレーサーの貫禄を見せつけた。オープンの5枠から2番手発進を決めた青山が、先行した黒川を3周1角で捕まえる素早い攻めを披露。堂々トップでゴールを駆け抜けた。
「集中してSがうまく切れました。クロちゃん(黒川)にスキがなかったので、ちょっとはらんでしまったけど、何とか前に出ることができた。先頭に立ってからはエンジンを信じて最後まで走りました」と果敢に挑んだ後輩の挑戦を退けてのGⅠ連覇達成に胸を張った。
「優勝という結果を残せてうれしいですけど、準決勝みたいに最後にやられないように、もっと整備を勉強して次の開催も頑張ります」と今後に向けて気を引き締める。その表情から、満足する様子は全く感じられなかった。さらなる高みを目指す青山の勢いはまだまだ止まりそうにない。(佐藤雄二)