勇退する浅野洋一郎調教師 =9月18日、中山競馬場(撮影・菅原和彦) 20日付で勇退する浅野洋一郎調教師(66)=美=が18日、中山7R(3歳上1勝、ダ1800メートル)で最後の出走を迎え、4番人気オブシディアン(牡3)で11着に終わった。
レース後、騎手らによる送別セレモニーで見送られてターフに別れを告げたトレーナーは「最後のレースは勝ちたいと思って連れてきたし、悪くても掲示板と思っていたから悔しいね。ゴーストソルジャー、ジョッシュ、スワンボートと印象に残っている馬も多いし、本当にいい時代に楽しませてもらって、オーナーの皆さんには感謝しかありません。少なくともあと2年やりたかったけど、今年の暑さで体調面が厳しかった。これからは障害と地方の馬券でも買って遊びます」と笑顔で約30年の調教師生活を振り返っていた。1993年に調教師免許を取得し、翌94年に開業。JRA通算5204戦240勝。重賞は1勝。