ガイアフォース(右)は坂路で力強く伸びた=栗東トレセン(撮影・岩川晋也) 《栗東》安田記念4着ガイアフォース(杉山晴、牡4)は、西村淳騎手を背に坂路で併せ馬。一杯に追われてラスト1ハロン11秒7(4ハロン51秒2)で力強く伸び、エンペラーワケア(2勝)と併入した。「併せた相手も攻め駆けするし、この馬なりに精いっぱい動けていました。ジョッキーも『言うことない』と褒めてくれました」と杉山晴調教師。今春はマイル路線に矛先を向けたが、秋は天皇賞(10月29日、東京、GⅠ、芝2000メートル)を見据えて中距離で始動する。「左回りの安田記念でも内容的には結果を出してくれたし、この馬の最高のパフォーマンスを出せるのは天皇賞かな、と。賞金面で不安もあるので、次に向けていい競馬をしてほしい」と力を込めた。
目黒記念4着ゼッフィーロ(池江、牡4)は、CWコースで3頭併せ。一杯に追われて6ハロン80秒6-11秒6をマークした。池江調教師は「全体的に速い時計を出して一杯にやろうというメニューで、予定通りできました。かなり強い負荷をかけたので、これで変わってくるかなと思います」と今後をイメージした。