8Rのチャレンジ決勝は近谷涼、小坂丈の121期両者にラインができ、高田隼人は単騎で戦う。
予想される並びは、近谷に中部・近畿ラインで佐野洋継が、一方の小坂には関東ラインで小川辰徳-山田武-乙川高徳がマーク。南関単騎となった高田は自力勝負する。
当所は好相性で今回も無傷で優出を果たした近谷が人気にはなるだろうが、対する小坂も予選、準決勝を連勝しているように状態は申し分なく、4車で組めるここはライン的には近谷よりも優位といえそうだ。
穴で狙ってみたいのは、その小坂に付ける小川だ。今シリーズは初日の予選を突っ張り先行で押し切ると、準決勝も逃げて佐野の2着に残るなど出来はいい。ここは自力を封印して小坂に付けるが、その小坂がラインの長さを味方に前受けから突っ張って出れば近谷といえども反撃は難しく、小川が番手で恵まれるシーンが見られそうだ。
車券は小川からの3連単。2着、3着は流して①-全-全で穴狙いといく。
■藤巻伸司(ふじまき しんじ)競輪担当 サンスポで競輪を担当して30年目に突入。さすがに全盛時の体力はないが、勘と決断力は鈍っていないと自負している。これからも感性に磨きをかけて好配当を提供していきたい。