2018年の牝馬3冠などGⅠ9勝を挙げたアーモンドアイ JRA(日本中央競馬会)は6日、2023年度の顕彰馬記者投票の結果を発表し、2018年の牝馬3冠などGⅠ9勝を挙げたアーモンドアイ(牝8)が選出された。
選定候補初年度だった昨年は規定の得票率(75%)まで8票及ばなかったが、今年は有効投票数207票中200票を集めて文句なしの選出となった。なお、今年から選定対象に加わった2020年の3冠馬コントレイル(牡6)は次位の155票を集めたものの、得票率は74・9%で1票足らずに惜しくも落選となった。
◆現役時に管理した国枝栄調教師「この度はアーモンドアイ号を顕彰馬に選定していただき、大変光栄に思います。アーモンドアイは心身ともに抜きんでており、ずっとわれわれの大きな期待に応え続け、次のレースではどんなパフォーマンスを見せてくれるのかという夢を抱かせ続けてくれました。アーモンドアイに調教師として関われたことは、私にとっても厩舎スタッフにとっても素晴らしい財産であり、これからも精進していきたいと思います。きっとアーモンドアイは、その子供たちに夢をつないでいってくれることでしょう」
◆顕彰馬 中央競馬の発展に貢献した競走馬の功績をたたえるため1984年に制定。99年まで顕彰馬選定委員会の審議で決定し、2000年からは報道関係者による投票に。投票者のうち、4分の3以上の得票が選定条件となった。15年から1人2頭から4頭に投票馬が拡大。顕彰馬は東京競馬場内にあるJRA競馬博物館で、肖像画や馬像、足跡をたどる関係資料が展示される。
◆2023年度 顕彰馬記者投票 得票数上位5頭◆
(左から、馬名、得票数、得票率)
アーモンドアイ 200 96.6%
コントレイル 155 74.9%
キングカメハメハ 136 65.7%
ブエナビスタ 58 28.0%
モーリス 35 16.9%
※記者1人あたり最大4頭の投票を実施
※選出には投票者数(207名)の4分の3(75%)=156票以上の得票が必要