シルクホースクラブの新サービスでは口取りに加わる疑似体験ができる(写真左端は板津雄志記者) GⅠ9勝馬アーモンドアイ、昨年の年度代表馬イクイノックスなどを送り出した有限会社シルク・ホースクラブが5日、会員向け新サービス『シルクXR』を発表した。
(有)シルクレーシングの米本昌史代表は「この10年、3つのよろこび(①愛馬に安心して出資できるよろこび、②愛馬の成長を見守るよろこび、③愛馬がつなぐ仲間と出会うよろこび)ということを進めてまいりました。その間、アーモンドアイやイクイノックスといったGⅠホースにも恵まれまして、さて次の10年はどうしていこうかと考えたときに、ひとつひとつのサービスの質の向上を目指していこうと」と新サービス提供への思いを語った。
シルクXRとは、一口クラブの活動をより楽めるよう、クラブライフと革新的な技術を融合した総合サービス。その第一弾として、日本テレビXRチームとコラボレーションして没入体験型撮影システム『ミクスタ・イマーシヴ・ショット』の機能を活用した撮影装置を、今年5月に移転した東京・青山エリアの新オフィスのギャラリーに設置した。
この新コンテンツでは、シルク・ホースクラブが所有する競走馬の口取り式に参加しているような体験ができ、競走馬やジョッキーに触れているかのような写真の撮影も可能。普段、重賞勝ち馬の口取りは20人までだが、参加できなかった会員もこの撮影装置を使用すれば口取り時のリアリティを味わえるサービスだ。現段階では2022年有馬記念以降のシルクレーシング重賞勝ち馬が対象で、イクイノックスの場合は有馬記念、ドバイシーマクラシックの口取り式に入って撮影ができる。