(安田記念、2023年6月4日 15:40、GI、東京11R、芝・左1600m)
◎④セリフォス
▼喜多村(関西・想定班)
3歳春の安田記念チャレンジを糧にして、昨秋は切れまくった④セリフォス。今週末は切れ味が自慢の馬には厳しい馬場になるかもしれないが、直線でスペースにさえ出せれば何とかしてくれるのではないだろうか? 前走のドバイターフは伸びあぐねたが、初めての海外遠征、1800メートルでも見せ場は十分につくった。ヴィクトリアマイルのソングラインの激走からも、帰厩後の調整のノウハウが確立された今なら、調教でしっかり動けていれば力は出せる。距離条件はベスト。即、反撃だ。勝負馬券は3連単の1着固定。相手は⑩⑭⑦③⑤⑱⑪。
◎⑤ソダシ
▼籔本(関西・時計班)
前走のヴィクトリアマイルは阪神JFから桜花賞に直行したときの約4カ月を上回る、過去最長5カ月半の休み明けだった⑤ソダシ。レースでは大外枠からポジションを取るのに早めに内へ切れ込んだことで他馬に迷惑をかけ、接触したことで自身もエキサイトするところがあったが、すぐに平常心を取り戻したのが調教師の言う「アイドルから大人の女優に」ということなのだろう。
この血統は〝気性の難しさ〟をよく言われる。若駒の頃のソダシは確かにそういった面を抱えていた。でも、今は違う。少しでも在厩期間が長くなるとテンションが上がっていたあの頃とは違い、今はどれだけトレセンにいようが常に平常心なので仕上げに手間取らない。それは前走でも証明している。この中間もいつも通りの平常心で至極順調。使ったぶんの上積みは当然あるはずで、今度は押し切る。
◎⑩ソウルラッシュ
▼津田(関西・想定班)
⑩ソウルラッシュの前走マイラーズCは直線半ばで一瞬、鋭い脚を使い、突き抜けそうな勢いだったが、ゴール前でもうひと伸びを欠いた。原因は外枠だった影響で、道中タメが利いていなかったからだろう。これで3戦連続タメを利かせる競馬ができていない。それでもセリフォス、シュネルマイスターと小差の競馬ができている。このメンバーに入っても差はなく道悪も歓迎。一発大駆けを期待する。馬券は馬連⑩-⑭④⑫⑱⑤③②。