稍重で行われたNHKマイルカップを制したシャンパンカラー (安田記念、2023年6月4日 15:40、GI、東京11R、芝・左1600m)
(第73回安田記念、6月4日、東京11R、GⅠ、3歳オープン、芝1600メートル=フルゲート18頭)
今年のGⅠは、桜花賞、オークスの牝馬2冠を達成したリバティアイランド(父ドゥラメンテ)、フェブラリーSを快勝したレモンポップ(父レモンドロップキッド)、不良馬場の高松宮記念を制したファストフォース(父ロードカナロア)など、キングマンボ系の種牡馬が大活躍。前開催(4、5月)の東京で行われた芝も、ドゥラメンテが67レース中種牡馬別で最多の9勝を挙げ、2位も同じくキングマンボ系のロードカナロア(6勝)と勢いがある。今週末の天気予報は雨マークもあるが、スピードだけでなくパワーを要する馬場も同系が得意とするところだ。
ドゥラメンテ産駒のシャンパンカラーは、伯母に芝1000メートルの英GⅡクイーンメアリーSを勝ったシーリングキティ、近親に2016年桜花賞馬ジュエラーや、芝1200~1400メートルで重賞4勝のワンカラットを持つ。前走のNHKマイルCで道悪適性は証明済みだが、牝系のスピード能力から高速馬場になっても対応可能だろう。
ロードカナロア産駒のレッドモンレーヴは祖母が東京でオークス、天皇賞・秋を勝ったエアグルーヴ。近親には15年日本ダービー馬ドゥラメンテ、06年高松宮記念の勝ち馬で京王杯SCも勝ったオレハマッテルゼなどがいる。初めてのGⅠ挑戦となるが、この舞台で血が騒ぐ。