(目黒記念、2023年5月28日 17:00、GII、東京12R、芝・左2500m)
(第137回目黒記念、5月28日、東京12R、GⅡ、4歳以上オープン、ハンデ、芝2500メートル=フルゲート18頭)
中団からじっくりと運んだ4番人気のヒートオンビートが直線でしぶとく末脚を繰り出し、ゴール寸前で逃げた6番人気ディアスティマをアタマ差捕らえて待望の重賞初制覇。ダミアン・レーン騎手は日本ダービーに続いて重賞勝ちを果たした。今後は秋のGⅠ戦線を目標にローテーションが組まれる。
■ヒートオンビート 父キングカメハメハ、母マルセリーナ、母の父ディープインパクト。鹿毛の牡6歳。栗東・友道康夫厩舎所属。北海道千歳市・社台ファームの生産馬。馬主は㈲社台レースホース。戦績24戦5勝。獲得賞金2億7630万5000円。重賞は初勝利。目黒記念は友道康夫調教師が2013年ムスカテールに次いで2勝目。ダミアン・レーン騎手は19年ルックトゥワイスに次いで2勝目。馬名は「リズムに乗って」。
◆レーン騎手(ヒートオンビート1着)「ペースがそこそこ流れていたので理想的でした。リズム良く折り合って、直線の手応えも非常に良く、力を出し切ってくれました」
◆北村友騎手(ディアスティマ2着)「コンスタントに使っていても、体調は維持していました。最後もしっかり反応してくれて、もう少しのところでした」
◆ルメール騎手(サリエラ3着)「初めての長い距離でも冷静に走ってくれました。直線でもうまく加速できましたが、外枠のぶん直線で外を回る形になったのが痛かった」
◆池江師(ゼッフィーロ4着)「スタートして行き脚がつかず、後ろからになりましたが、直線は内にモタれることもなくしっかり伸びてくれました」
◆池添騎手(プラダリア5着)「道中はいい位置で運べたが、直線ではここからというところで伸び切れませんでした。調教で感じた緩さが、レースに出てしまった感じです」