123期、124期によるルーキーシリーズが後半に組まれたため、A級1、2班戦は前半に。メインの特選は5Rで行われる。
予想される並びだが、原田亮太-川崎健次の南関ラインに「原田君には世話になっているから」と長井優斗が加わり、米嶋恵介には「長井君の後ろで4番手では勝負権がない」と話す山崎充央が付け、曽我圭佑には九州ラインで樫山恭柄がマークする。
脚力的に大差はなく、どこからでも狙える3分戦だが、注目したいのは米嶋だ。昨年3月に特別昇班を果たして以来、まだ1、2班戦での優勝はないが、近況は4月の小松島を皮切りに、初日の特選は目下4連勝。しかもその間、3回の優出を果たしており、前回の地元・玉野では❶、①、❷着と好走。いつ優勝してもおかしくないだけの力は備わっている。
ここは原田、曽我との3分戦だが、この両者と比較すると米嶋には追い込みも器用にこなす柔軟性がある。原田と曽我で激しくやり合う展開なら、脚を温存して一発にかける米嶋にチャンス到来だ。
車券は米嶋からの3連単。マークする山崎を2着に固定しての3着流しで、③-⑤-全と狙ってみる。
■藤巻伸司(ふじまき しんじ)競輪担当 サンスポで競輪を担当して30年目に突入。さすがに全盛時の体力はないが、勘と決断力は鈍っていないと自負している。これからも感性に磨きをかけて好配当を提供していきたい。