先週の日曜2Rで差し切り勝ちを決め、大穴を開けた15番人気カシノインディードはディープインパクト直仔のリアルインパクト産駒だ 先週の当コラムでは新装・京都競馬場の芝コースにおけるディープインパクトの血を父、母の父、父の父のいずれかに持つ馬の活躍を強調した。土曜日はディープの〝京都遺伝子〟で着実に資金を増やす算段だったが、当コラムで推奨した3頭は1頭も馬券に絡めず、大変申し訳ない結果になってしまった。この場を借りてお詫びしたいと思う。
ただ、こちらの選ぶセンスが悪かっただけで、先週もディープインパクトの血を持つ馬はかなり活躍していたことも事実だ。先週は土日の芝11鞍で45頭が出走し、【4・5・3・33】という成績だった。土曜10Rではキズナ産駒のローゼライトが6番人気1着で、単勝1170円、複勝270円。日曜2Rでは15番人気のリアルインパクト産駒のカシノインディードが1着に入って、単勝7850円、複勝1090円。ディープの〝京都遺伝子〟の存在感は十分アピールした。
4月23日に開幕した新装京都もいよいよオーラスを迎えるが、今週も芝はディープの〝京都遺伝子〟には大いに注目すべきだ。当然馬券を買う際は、ディープインパクトの血を持つ馬がいれば必ず軸にしたい。あとは選ぶ側のセンスの問題なのは、見ての通りだろう。
京都3R⑬エレガントギフト
ディープインパクトの直仔。前走の勝ち馬はその後、フローラS2着、オークス8着のソーダズリング。結果は離された3着だったが、ラスト200メートルの伸びに関しては全く遜色なかった。小柄でフットワークも軽いタイプだけに、同じ芝1800メートルでも舞台が阪神から京都に替わり、良馬場でやれそうなのは何よりだ。不気味な初出走馬もいるが、既走馬同士の比較なら、素質と能力は一枚上の評価。出遅れやよほどの不利がない限り、この舞台で4着以下になることはないはずだ。
《単勝》⑬
《馬連》⑬-①②③⑤⑧⑨⑬⑭⑯
《ワイド》⑬-①③⑤
京都5R④ダノンジュリアス
母の父にディープインパクトを持つ。しかも、3歳時にGⅠ路線で大活躍したステラヴェローチェの全弟だ。年明けのデビュー戦は人気を裏切る形になったが、あのころに比べると調教量、追い切りでの負荷も明らかに強化された。一段階成長していることは間違いなく、今の未勝利ならポテンシャルは間違いなく上位の存在だ。
《単勝》④
《馬連》④-②⑤⑥⑧⑨⑫⑬
《3連複》フォ-メ-ション④-⑨⑤⑬-②⑤⑥⑧⑨⑫⑬
京都12R②サトノペルセウス
ディープインパクトの直仔。大崩れこそしないが、芝1600メートル以上ではいつも手応えほど脚を使えず、ラストはジリっぽくなるケースが目立っていた。母の父はキングマンボ系の中でも短距離指向が強いドバイデスティネーション。1400メートルへの距離短縮がこれまでの決め手不足のイメージを払しょくする材料になるはずだ。
《単勝》②
《馬連》②-③④⑨⑩⑫⑭
《ワイド》②-③⑨⑩
《3連複》フォ-メ-ション②-③⑨-③④⑨⑩⑫⑭