今年の日本ダービーは出走18頭のうち10頭が関東馬。どんな結末が待っているのか注目される(写真は昨年の日本ダービー=1着ドウデュース) いよいよ28日、競馬の祭典・日本ダービー(GI、芝2400メートル)が東京競馬場で行われる。18頭の3歳馬が世代の頂点を目指して競い合う一戦は、競馬ファン以外にも注目を集める大一番だ。
今年の出走馬を見ると、関東馬が過半数の10頭を占めている。〝西高東低〟の傾向が長く続いてきたが、今年は皐月賞1着ソールオリエンス、同2着タスティエーラ、青葉賞1着スキルヴィングと、人気面でも関東馬が優位といえる顔触れだ。
関東馬が日本ダービーの出走馬で過半数を占めるのは、1989年(フルゲート24頭中17頭が関東馬)以来で、実に34年ぶり。10頭以上の関東馬がダービーのゲートに入ることも、90年(22頭中11頭)以来となる。2006年には、関東馬がわずか1頭(ジャリスコライト14着)という苦しい時期もあったが、ついに過半数まで盛り返した。積年の不振を取り戻す上位独占があるのか、観戦ポイントのひとつと言えそうだ。