わらび賞を制したジャスパーバローズ=6日、新潟競馬場(撮影・奈良武) (わらび賞、2023年5月6日 14:15、1勝クラス(500万下)、新潟9R、ダート・左1800m)
5月6日の新潟9R・わらび賞(3歳1勝クラス、ダート1800メートル)は、6番人気で丸山元気騎手とコンビを組んだジャスパーバローズ(牡、栗東・清水久詞厩舎)が中団追走から直線で鋭く伸びて快勝した。タイムは1分53秒8(稍重)。
2馬身差の2着は3コーナーで早めに先頭に立ったディアサクセサー(1番人気)。さらにクビ差の3着にはハナを奪われながらもしぶとく伸び返したスマートサニー(4番人気)が入った。
スマートサニーが先手を取り、コパノパサディナが2番手へ。3番手は内マルベリーシチー、外レジュークレールが並んで追走した。しかし、5番手にいた1番人気のディアサクセサーが3コーナーで早めに仕掛けて先頭を奪う。これにコパノパサディナとレジュークレールが反応し、スマートサニーは4番手まで位置取りを下げた。ディアサクセサーが粘り込みを図るところに、盛り返したスマートサニーも迫ったが、そこへ一気に襲い掛かったのがジャスパーバローズ。序盤は10番手あたりを走っていたが、直線の伸び脚は際立ったもので、鮮やかに差し切って2勝目を挙げた。2着はディアサクセサーが粘り切り、モーリス産駒のワンツー。
ジャスパーバローズは、父モーリス、母ファーレサルティ、母の父ダンスインザダークという血統。通算成績は9戦2勝となった。