◎②マリアエレーナ
▼藤岡(関西・時計班)
4走前の小倉記念ではヒンドゥタイムズやジェラルディーナを問題にせず、5馬身差で圧勝した②マリアエレーナ。3走前の天皇賞(秋)では前半で不利が大きく響き、前走の金鯱賞では直線で包まれ、力を出し切れずの大敗。近走で崩れたときの敗因ははっきりしている。中間の調教気配に陰りはなく、今週の追い切りは余力残しでラスト1ハロン11秒3。元気いっぱいだ。今回のメンバーは絶対的と思えるような抜けた実績馬が皆無で一長一短。チャンスは十分にあるとみる。勝負馬券は馬連で②から①⑥⑪を厚めに⑦⑨⑬⑭へ。
◎④ノースブリッジ
▼高橋雄(関東・想定班)
④ノースブリッジは昨年の秋に初めて中2週のタイトなローテーションにチャレンジしたものの、裏目に出てしまった。その教訓を生かし、今年初戦のAJCCを勝った後は十分な間隔をあけて、この大一番にぶっつけで臨む。1週前追い切りでは力みがあったが、「走りが全然違って弾んでいた」と鞍上(岩田康騎手)が語れば、管理する奥村武調教師も「しっかりと踏み込めるようになったうえに折り合いもしっかりとついたのは収穫」と状態の良さに太鼓判を押す。引き続き走りがよりスムーズな右回りで、2000メートルも過去6戦4勝。阪神コースは初めてだが、以前に福島へ運んだときには「全く問題なかったので心配ない」と輸送の心配も皆無だ。直線の短い内回りコースも「好舞台なのは間違いない」。最高峰の舞台でも輝きを放つ条件が整った。目下、関東リーディング1位で絶好調の厩舎の勢いも追い風となる。ここでも上位争いを期待! 勝負馬券は単勝と3連単。
◎⑦マテンロウレオ
▼阿部(関東・想定班)
⑦マテンロウレオの前走、京都記念は道中こそ内めをスムーズに追走できたが、直線で前が詰まり気味になり、さばくのに手間取っているうちにドウデュースが一気に突き抜けてしまった。そこがスムーズでも逆転はなかったと思うが、立ち回り自体は上手だったし、改めて阪神コースとの好相性を見て取れた。コンスタントに使っているものの状態面の変動は少なく、今回もきっちり力を出せる仕上がりに映る。強敵ぞろいだが、得意の阪神なら十分に太刀打ちが可能だ。馬券は馬連&3連複⑦-①②⑥⑧⑨⑪⑫⑭。