ノースブリッジ(奥)は2週続けて岩田康騎手を背に追われ、上昇ムードを示した 岩田康誠騎手(49)=栗・フリー=が2週続けてノースブリッジの追い切りにまたがり、好感触を口にした。
――2週連続で追い切りに騎乗。最終追いの意図は
「(奥村武)先生からは、当週なので軽く流すという、疲れが残らないように併せるだけという指示でした」
――手応えは
「先週と走りが全然違いました。歩様もすごく軽くて弾んでいました」
――前走を快勝
「やっとこの馬の走りができたなと思いますし、すごく上手に走ってくれているなと。いろんな意味で成長を感じますし、能力は前から感じていましたが、やっとかみ合ってきました」
――ノースブリッジの強みは
「素直なところ。逆に素直すぎてゲートなど繊細な面があるので、もっとドシッと構えてくれればいいのですが、馬自身が狭い所があまり好きではないので。ゲートだけは決めたいです」
――阪神コースは初めてになる
「阪神自体は乗りやすいですし、この馬は先行力があるのでコース自体は心配していません」
――奥村武厩舎はGⅠ初制覇が懸かる
「一致団結してGⅠを勝ちたいという気持ちで挑んでいるので、結果を残すのが使命だと思っています」
3頭併せ先着で確実に良化…ノースブリッジは美浦Wコースで3頭併せ。最後方から直線で最内に入ると、馬なりで勢い良く脚を伸ばし、5ハロン66秒7―11秒2で中リトルポピー(1勝)に半馬身、外パンタロンノワール(未勝利)に3馬身先着した。奥村武調教師は「先週、ビシッと追い切ってからトモ(後肢)がかなりしっかり踏み込めるようになり、きちんと体を起こして、より上手に折り合いをつけられるようになりました」と確かな良化を感じている。