京浜盃を制したサベージ(左)=大井競馬場(撮影・大貫師男) 4番人気のサベージが重賞初制覇を決めた。道中は後方3、4番手を追走。3コーナーあたりから位置取りを上げると、直線でさらに脚を伸ばし、3/4馬身差で南関東3冠の主役に名乗り出た。手綱を取った石崎駿騎手は2019年の東京湾C(サクセッサー)以来の重賞勝利となった。タイム1分45秒6(重)。連闘で臨んだ2番人気トノパーが2着。3着に8番人気オピニオンリーダーが入り、この3頭が羽田盃(5月10日、大井、SⅠ、ダ1800メートル)の優先出走権を獲得した。1番人気のポリゴンウェイヴは7着に終わった。
◆石崎駿騎手(サベージ1着)「以前より我慢できるようになってきた。まだ課題が残るなかで、強い勝ち方ができた。次(羽田盃)にもつながると思う」
◆森下淳調教師(同)「ダービーに向けていい競馬ができればと思っていたけど、改めてこの馬の力を認識できた。騎手もうまく脚をためてくれた」
◆本田重騎手(トノパー2着)「最後は伸びてくれた。右回り、距離は問題ない」
◆矢野貴騎手(オピニオンリーダー3着)「走りはスプリンターの感じだけど、センスで対応してくれた。今後も楽しみ」
◆和田譲騎手(リベイクフルシティ4着)「休み明けでも頑張ってくれた。砂を被ってハミが抜けたけど、最後は伸びてくれた」
◆真島大騎手(タイガーチャージ5着)「まだ成長途上だけど、走りに集中できている。距離は延びたほうがいい」
◆笹川翼騎手(ポリゴンウェイヴ7着)「理想の展開で、砂を被っても問題なかったけど、3コーナーで手応えが怪しくなった」