中野慎詞はネーションズカップで獲得した金メダルを手に、小田原競輪場へやってきた エジプト・カイロで16日に行われたUCIトラックネーションズカップの男子ケイリンで優勝した中野慎詞(岩手・121期)が24日、金メダルを携えて前検日の小田原バンクにやってきた。
「調子も良かったし、思い切って走った結果ですけど、個人で初めて獲得したメダルが金ですからうれしい。第1戦のジャカルタではいい成績を残せなかったし、今回が最後のつもりで臨んだので、その気持ちが通じて本当によかった」
いまだ興奮冷めやらぬ様子で激闘を振り返る。今回、国内では昨年12月の伊東記念以来の実戦で、しかも小田原を走るのは初めて。レース勘が鈍っていないか気になるところだが「疲れが残っているわけではないし、あとは花粉症が治ってくれれば」と意に介していない。
初日の予選11Rは谷元、金子との3分戦で、隊列3車の中野がライン的にも優位。「いつも通りの自力勝負」で〝世界のナカノ〟が始動する。