<栗東トレセン>
現役最多タイのJRA重賞6勝を誇るメイケイエールは、今回が7度目のGⅠ挑戦。武英調教師は「馬はひと回り大きくなっていますが、折り合いが付きにくくなったということはありません。条件はいいし、混戦ですので今年こそという気持ちです」と力強く語った。
ナムラクレアは前走のシルクロードSで、メンバー最速となる上がり3ハロン32秒9の末脚を繰り出し重賞3勝目。15日の1週前追い切りでは、栗東CWコースで6ハロン79秒8-11秒5の好時計をマークし、好調をアピールした。長谷川調教師は「当初から能力は高いと思っていましたが、成長力がありますね。体に柔らかみが出てきて、バランスが安定してきました」と目を細めた。
ヴェントヴォーチェはオーシャンSで重賞2勝目。牧浦調教師は「前走は緩さがありましたが、久々を使ったことで体が締まってきました。左回りは初めてですが、いろんな競馬場に行っていますし、西村淳騎手は中京が得意なので心配していません」とうなずいた。
ダディーズビビッドは阪急杯で好位から脚を伸ばしてクビ差2着。今回は全4勝中3勝を挙げる左回りに舞台が替わる。千田調教師は「前走は右回りがどうかなと思っていたが、返し馬から気合が乗っており、いい走りだった。相手は強いが、いい位置を取れればおのずといい結果がついてくると思う」と力を込めた。
<美浦トレセン>
スプリンターズS2着馬のウインマーベルがGⅠ取りを狙っている。芝崎助手は「デキの上下がない馬で、変わらず順調です。前走は出遅れてしまったし、外枠で斤量も背負っていましたからね。うちの厩舎はいつもゲートを入念にやっているので、今回は心配ないと思います」と巻き返しを期待する。
シルクロードS4着のトウシンマカオが上昇ムードだ。「1週前の追い切り後、気持ちが入ってきた。前走後はイメージ通り調整できており、今週のひと追いでさらに良くなるはず」と高柳瑞調教師。「前走の馬体増(プラス12キロ)は成長分。今回も同じぐらいでの出走になると思う。中京で結果は出ていないが、悪いイメージは持っていない」とやる気十分だ。