平和島ボートの「SG第58回ボートレースクラシック」は19日、予選最終日のシリーズ4日目を迎える。
やはり、〝平和島の大外〟では侮れなかった。3日目7Rで、茅原悠紀が6コースから2着。「〝6〟で〝2〟は大きい。背水の陣のつもりで、これで駄目ならお手上げだった。首の皮一枚つながった」と白い歯をのぞかせた。優勝戦6コースから差してSG初Vを飾った2014年12月の当地グランプリの再現とまではいかなかったが、2日目6着から巻き返し、予選突破に望みをつないだ。
「最近やっていない形にして正解。ターン回りが良くなって、曲がれるようになった。伸びは下がらない程度だけど…」。手にした37号機は決して素性がいいエンジンではないものの、持ち味のターン力が生きる仕上がりにはなってきた。
昨年は一般戦の2Vのみと思うような結果を残せなかった。ところが今年は地元の児島で開催された先月の中国地区選を制して今大会の最終切符をゲット。近況のリズムは確実に上がってきている。
約1年前からはネイルアートを施している。
「もともとアートが好きなんですよ。ネイルって、持ち運べるアートじゃないですか!? 新しいヘルメットを塗装したら、気持ちが上がるのと同じですね」
機力も、リズムも、そして気分もアゲアゲで臨む4日目は2、3枠の2走(4、12R)で13点がノルマ。水面に芸術的な航跡を描き、準優進出を決めてみせる。(海老澤義勝)
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