6RのA級特選は3分戦。本線を担うのは高橋成英に特選組の竹田和幸が付ける中部ラインで、泉文人-山崎司-成田直樹の東北勢と、伊藤彰規-荻野哲の地元勢がそれぞれ別線を形成する。
注目したいのは泉だ。6番手に置かれた初日の予選はまくり不発で6着と敗れたが、2日目の一般戦では戸塚涼介の先行をまくりで仕留め、節目となる通算200勝に王手をかけた。
200勝達成はきょうか、それとも次回の地元・平か。本人は「地元で決められればうれしいですけど、ここで決めて地元戦に弾みを付けるのもいいかもしれませんね」といたずらっぽく笑うが、肝心の状態について尋ねると「実は今回は疲れを取り切れないまま来てしまって…。でも日増しに良くはなってきているし、最終日はさらに良くなると思います」。どうやら援軍も充実しているここで決めてしまいたいというのが本音のようで、高橋に出られてもその3番手を確保できれば勝負になるとみた。
車券は泉からの3連単。2着はマークする同県・山崎と、力で竹田に固定しての3着流しで、⑥-⑦-全、⑥-③-全と狙う。
■藤巻伸司(ふじまき しんじ)競輪担当 サンスポで競輪を担当して30年目に突入。さすがに全盛時の体力はないが、勘と決断力は鈍っていないと自負している。これからも感性に磨きをかけて好配当を提供していきたい。
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