フラワーCを制し重賞初制覇を果たしたエミュー=18日、中山競馬場(撮影・菅原和彦) 3月18日の中山11Rで行われた第37回フラワーカップ(3歳オープン、牝馬限定、GⅢ、芝1800メートル、16頭立て、1着賞金=3700万円)は、ミルコ・デムーロ騎手の2番人気エミュー(美浦・和田正一郎厩舎)がスタートで後手を踏み後方からレースを進めると、3~4コーナーで外々を進出。直線では不良馬場をものともせず大外一気の伸びで各馬をまとめて差し切り、初の重賞タイトルを手にした。タイムは1分53秒2(不良)。
半馬身差の2着にはヒップホップソウル(8番人気)、さらに1馬身1/4差遅れた3着にパルクリチュード(3番人気)が入った。なお、1番人気のマテンロウアルテは6着に敗れた。
◆M・デムーロ騎手(1着 エミュー)「レース前に(和田郎)先生と相談して、馬の気持ちを大事に乗りました。テンションが高かったので出たなりで運びましたが、思ったより後ろになりましたね。それ以外はスムーズでしたし、直線向いてからの脚は(他の馬たちと)全然違いました。小さい馬ですが心が大きいですね」
フラワーCを勝ったエミューは、父ハービンジャー、母スーリール、母の父スペシャルウィークという血統。北海道新冠町・(株)ノースヒルズの生産馬で、馬主は(株)ノースヒルズ。通算成績は6戦3勝。重賞は初制覇。和田正一郎調教師はフラワーC初勝利、M・デムーロ騎手は2018年カンタービレに次いで2勝目。
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