武豊騎手を背に栗東CWで鋭い伸びを披露したドウデュース(左) 今年初戦の京都記念を快勝した昨年の日本ダービー馬ドウデュース(栗・友道、牡4)が、ドバイターフ(25日、メイダン、GI、芝1800メートル)に向けて2日、栗東トレセンで追い切りを行った。
CWコースで武豊騎手を背に、僚馬と3頭併せ。最後方からリズムよく進めると、この日最速となるラスト1ハロン10秒6(6ハロン83秒2)を馬なりでマーク。抜群のフィニッシュを決め、サトノグランツ(3歳1勝)にクビ、リアド(2勝)に1馬身先着した。
「馬ってこんなに走れるんだね。あまりに速すぎて追えなかった」と、武豊騎手は少し驚いた様子。続けて「馬場が重くて、しかも(荒れた)この時間帯。使ってさらに良くなっている。前走は余裕残しだったけど、今回は細くないのにシャープな感じ。いつでも(ドバイに向けて)輸送できる。本番が楽しみだし、今年はこの馬でワクワクしたい」と笑顔が絶えなかった。
友道調教師も「前走の追い切りはムキになるところがあったけど、使ってガス抜きでき、折り合いもついていた。上積みは大きいですね。威圧感が出て、ダービーよりも活気を感じます」と納得の表情だった。
今後は7日に検疫厩舎に入り、14日にドバイに向けて出発する予定となっている。