〝マジックマン〟モレイラの手綱さばきも注目のシャールズスパイト しの 今年最初のJRA・GⅠです。
大王 レモンポップはデビューから体質の強化を待ちながら大切に使われてきた素質馬。ダートで10戦して7勝・2着3回と底を見せていない。乗りやすいタイプだけに坂井騎手へのスイッチも問題ないだろう。
しの 同舞台の武蔵野S2着の内容ならチャンス十分。ただ、斤量が2キロ増えるのがちょっと引っかかっています。
大王 ドライスタウトは左回り【4・1・0・0】のサウスポー。マイルへの1ハロン延長もプラスだ。
しの カナダから自費で遠征してきたシャールズスパイトはどうでしょう? 芝ではBCマイル2着。ダートではアメリカのGⅢで強敵相手に3着になっています。そこでの通過タイムから十分に流れに乗る競馬はできるはず。芝スタートを臆することもありません。
大王 スピードとパワーは脅威となるはずだ。〝マジックマン〟モレイラの手綱さばきにも注目したい。
しの 前哨戦の根岸Sを見て、ここで面白そうと思えたのがケンシンコウ。ギルデッドミラーに次ぐ上がり3ハロンで最後方から6着まで追い上げていました。気性の難しさを逆にうまく生かせれば。
東京サンスポ・板津 調教は動かないので追い切りのタイムは気にしなくていいでしょう。「抑えどころが難しい馬だが、うまくコントロールできれば」と、初コンビのバシュロ騎手も手応えがありそうでしたよ。
水谷 前走のレースぶりを見ると、ワシもマイルぐらいのほうが決め手という点では生きてくるような気がする。今回のメンバーならチャンスはあると思うで。
大王 昨年の帝王賞を勝ったメイショウハリオは東京大賞典3着から参戦。2ハロン短縮するが、この舞台で3勝クラスの薫風Sを快勝しており、対応可能だ。
水谷 岡田調教師は「エンジンのかかりに時間を要するので、マイルの速い流れに対応できるか。左回りでは内にモタれる」と冷静やった。
しの ショウナンナデシコはかしわ記念で牡馬相手に勝っていますが、そこで2着だったソリストサンダーのここにきての状態アップが気になります。
水谷 高柳大調教師も「夏より冬場のほうがいいタイプ。8歳だが、長い休養期間があるので馬は若くて元気」とやる気やったで。
大王 テイエムサウスダンは昨年2着。近走はリズムに乗れていないが、ルメールとのコンビ2戦目で前進があるか。
しの スピーディキックは調教師、厩務員、ジョッキーが3人そろって廃止になった益田競馬場出身。馬も伸び盛りの明け4歳で、マイルは3戦3勝ですし、頑張ってほしいですね。
大王 根岸S11着のアドマイヤルプスはブリンカー着用で変わりそう。
東京サンスポ・内海 追い切りで装着して「まずまず効いている感じ。前に離されずに追走できれば」と加藤征調教師。変わり身があるかも。
水谷 3年前に最低人気のケイティブレイブに◎。馬券プレゼントでビッグなホームランを放ったのを思い出すなあ。
しの そういえば、ありましたね。
水谷 昨年の馬券プレは〝4つも〟当たったのに、すべて押さえやったし、今年は一発で年間黒字を決められるような特大アーチを狙うで。
しの どうせなら場外を狙ってください♪
(夕刊フジ)
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