メイショウハリオは雪が舞う中で好仕上がりをアピールした 昨年の帝王賞を制したメイショウハリオを管理する岡田稲男調教師(62)=栗=が、GⅠ初制覇に向けて克服すべきポイントや手応えを明かした。
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--前走の東京大賞典3着を振り返って
「力は出せたのかなと思います。周りの流れがちょっと速かったぶん、動くのも早かったのかなと思います」
--中間の調整は
「短期放牧で体と気持ちをリフレッシュしました。いい中休みになったと思う。いつも通り落ち着いていて、いい状態です」
--1週前追い切りでは栗東坂路で、4ハロン51秒9をマーク
「内容としては(残り)1ハロン手前まで馬の後ろに付けて我慢させて、1ハロン過ぎた時点で外に出した。いい併せ馬ができました。動きは良く、申し分ないです」
──手綱を取った菱田騎手の感想は
「『いい感じで臨めると思います』と言ってくれました」
--東京ダ1600メートルの舞台適性は
「左回りになるのが鍵になりますね。距離はこなしてくれると思うのですが、周りが速くなる気がするので。いつも勝負どころでエンジンがかかるのに少し時間がかかるので、マイルでそのあたりがクリアできるかどうかです」
--左回りでは、右回りよりもエンジンのかかりに影響がある?
「内にモタれる面があるので、得意ではないのかなと思います。東京のマイルは経験していて、クリアしてくれると期待しています」
──コンビを組む浜中騎手とは手が合う
「ずっと騎乗してくれているので、馬も安心して競馬に臨めると思います」
──意気込みを
「どんどん上を目指して頑張ってもらいたい馬。いい状態で臨めます」
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メイショウハリオは菱田騎手(実戦は浜中騎手)を背に、降雪の影響で重馬場の栗東坂路で単走。ゴール前で強めに追われ、力強いフットワークで4ハロン53秒5─12秒5を計時した。8日の1週前追い切りでは同51秒9をマークしており、態勢は整っている。岡田調教師は「先週しっかりやっているので、あまり速くなり過ぎないようにしまい重点で、時計はそんなに意識せずに。動きは良かったですね。状態はすこぶるいいと思います」と好感触を伝えた。
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