★ダービー馬が京都記念を勝てば75年ぶり 凱旋門賞以来の出走となるドウデュース
昨年の日本ダービー馬ドウデュース(牡4歳、栗東・友道康夫厩舎)が、京都記念に登録している。ドウデュースは昨年秋にフランスへ遠征したが、ニエル賞4着、凱旋門賞19着という成績に終わり、今回が帰国初戦となる。ダービー馬が京都記念を勝てば、1948年春(※注)のマツミドリ以来75年ぶりとなるが、ドウデュースは帰国初戦を勝利で飾ることができるか。勝てばドウデュースに騎乗予定の武豊騎手は歴代最多タイの京都記念5勝目となり、ドウデュースを管理する友道調教師は2011年から13年連続のJRA重賞勝利となる。
★復活を目指すGI3勝馬エフフォーリアが参戦 キラーアビリティにはムルザバエフ騎手が騎乗予定
一昨年のJRA賞年度代表馬エフフォーリア(牡5歳、美浦・鹿戸雄一厩舎)が、京都記念で久々の勝利を目指す。エフフォーリアは2021年に皐月賞、天皇賞・秋、有馬記念と3つのJRA・GIを制したが、昨年は大阪杯9着、宝塚記念6着、有馬記念5着と未勝利に終わっている。有馬記念の優勝馬が京都記念を勝てば、1975年春(※注)のタニノチカラ以来48年ぶりとなるが、エフフォーリアは復活の勝利を挙げることができるだろうか。
また、2021年のホープフルSの勝ち馬キラーアビリティ(牡4歳、栗東・斉藤崇史厩舎)も京都記念に出走予定。キラーアビリティは前走の中日新聞杯で約1年ぶりの勝利を挙げており、今回はB・ムルザバエフ騎手との新コンビで出走する予定だが、エフフォーリアや、同期のダービー馬ドウデュース(牡4歳、栗東・友道康夫厩舎)などの強敵を破って重賞連勝を遂げることができるか。なお、ムルザバエフ騎手は初めてJRA短期免許を取得した昨年12月以降に騎乗したJRA重賞5レースすべてで3着以内に入ってる。
★2月末の定年を前に重賞制覇なるか 五十嵐忠男調教師&橋田満調教師
ウインマイティー(牝6歳)を管理する五十嵐忠男調教師、スカーフェイス(牡7歳)を管理する橋田満調教師は、2月末に定年を迎える。
2月8日現在、五十嵐調教師はJRA・GI1勝を含むJRA重賞16勝、橋田調教師はJRA・GI11勝を含むJRA重賞63勝を挙げているが、引退を前に重賞タイトルをさらに加えることができるだろうか。なお、ウインマイティーには和田竜二騎手、スカーフェイスには岩田康誠騎手が騎乗を予定している
。また、2月8日現在抽選対象となっているが、五十嵐師は11日に実施されるクイーンCにコスモフーレイを登録している。
※注:京都記念は1983年まで年2回実施