ディープインパクトのラストクロップの1頭、オープンファイアが重賞制覇を狙う ★未勝利→1勝クラスを連勝したフリームファクシ、レミージュの2頭が出走予定
きさらぎ賞(GⅢ)に登録しているフリームファクシ(牡、栗東・須貝尚介厩舎)は、父ルーラーシップ、母ライツェントという血統で、国内外でGIを制したディアドラの弟にあたる。フリームファクシは新馬戦(東京)こそ2着に敗れたが、その後は未勝利→1勝クラスを連勝しており、3連勝で重賞初制覇を遂げることができるかどうか。同馬には川田将雅騎手が騎乗する予定だ。
また、レミージュ(牝、栗東・松永幹夫厩舎)は、新馬戦(小倉)で12着に敗れた後、未勝戦を8番人気、エリカ賞(1勝クラス)を11番人気で連勝している。エリカ賞は歴代の勝ち馬からタヤスツヨシ、アドマイヤベガ、キングカメハメハ、エイシンフラッシュと4頭のダービー馬を含む後の重賞勝馬が多数出ている出世レースだが、レミージュは史上4頭目となる牝馬のきさらぎ賞制覇で、クラシックの有力候補に名乗りをあげることができるかどうか。同馬には荻野極騎手が騎乗する予定だ。
★ディープインパクトのラストクロップ 世代2頭目のJRA重賞制覇狙うオープンファイア
ディープインパクトの産駒は現3歳が最終世代で、日本で血統登録された産駒はわずか6頭。
1月30日現在、6頭のうち4頭がデビューして、オープンファイアとライトクオンタムの2頭が勝ち上がり、ライトクオンタムは新馬→シンザン記念(GⅢ)を連勝している。オープンファイア(牡、栗東・斉藤崇史厩舎)は2月5日に実施されるきさらぎ賞(GⅢ)に出走する予定だが、ディープ産駒最終世代2頭目のJRA重賞制覇を遂げることができるだろうか。同馬にはB.ムルザバエフ騎手が騎乗する予定だ。
なお、オープンファイアは2021年のセレクトセール(1歳)において3億円(税抜)で取引された馬だが、過去のきさらぎ賞では14年トーセンスターダム、16年サトノダイヤモンド、19年ダノンチェイサーといったセレクトセールで2億円以上の高額で取引された馬が重賞初勝利を挙げている。
この記事をシェアする