3日目12Rの準決勝に臨んだ川口の34期生・女子レーサーの本田仁恵が、高橋義弘の2着に入り前節(4着)から連続で8強入り。レースは単独の0ハンに置かれた本田が、同期の藤川竜を押さえつつハイペースの逃げを打った。同じ整備グループの高橋義弘には4周3角でかわされたものの、平田雅崇、永井大介らを振り切り2着を確保した。
「うれしいです。2日目からタイヤを換えてキャブを調整しました。立ち上がりで車が外に向く感じがなくなったし、車はいいほうに向きました」とエンジン、足回りともに上積みに成功した様子だ。
「エンジンはもう少しいいところがないか練習しながらセッティングは追ってみますけど、タイヤはそんなに滑っていなかったからこのままいこうと思っています」と整備のプランを明かす。
斑走路で行われた前節のナイトレース優勝戦は、道中でバランスを崩して後退しながらも4着に踏ん張った。
「前節は試走とレースで走路のぬれ方が変わってしまいタイヤを滑らせてしまいました。悔しかった。今年は初優勝することを目標にしているので頑張ります」と言葉に力を込める。
最終日は12Rの優勝戦に出走。前節優勝したのは本田の師匠・谷島俊行。今節は弟子の本田が初Vを目指して奮闘し、師弟での連続優勝に挑む。
■佐藤雄二(さとう・ゆうじ)オート担当 サンケイスポーツ所属。東京都出身、B型。若き日はオートレーサーを志し受験を重ねたが、夢破れてオート専門紙へ。23年あまりの記者生活を経て、2020年4月にサンスポへ移籍。幼いころから培ったマシンを見る眼と丁寧な取材に裏打ちされた予想で、サンスポオート紙面に革命を起こす。
この記事をシェアする