関東の舞台は中山から東京に移り、日曜メインに根岸S(29日、GⅢ、ダ1400メートル)が行われる。優勝馬に今年最初のGⅠとなるフェブラリーS(2月19日、東京、ダ1600メートル)の優先出走権が与えられる重要前哨戦だ。
最有力候補はレモンポップ(美浦・田中博康厩舎、牡5歳)。1年前のこの時期に行われた2勝クラスから4連勝を飾り、重賞初挑戦となった前走の武蔵野Sでもハナ差2着に善戦した。通算9戦6勝、2着3回の好成績で今回の東京ダート1400メートルは4戦全勝。重賞初制覇のチャンスだ。
昨年の覇者でフェブラリーSでも2着に好走したのがテイエムサウスダン(美浦・蛯名正義厩舎、牡6歳)。前走のJBCスプリントは7着に敗れたが、全9勝中8勝を挙げているダート1400メートルなら巻き返しても不思議はない。新コンビを組むルメール騎手がどんな騎乗をするか興味深い。
ギルデッドミラー(栗東・松永幹夫厩舎、牝6歳)はダート転向3戦目となった前走の武蔵野Sで重賞初制覇。ダート戦初出走で勝ったNST賞が1200メートルだったことから、1400メートルでも問題ないはずだ。
すばるSを勝った上昇株のバトルクライ(美浦・高木登厩舎、牡4歳)、同3着のセキフウ(栗東・武幸四郎厩舎、牡4歳)、昨年2着のヘリオス(栗東・西園正都厩舎、騸7歳)なども上位争いが可能だ。
地方からはカジノフォンテン(船橋・山下貴之厩舎、牡7歳)が出走の予定。近況はひと息ながら川崎記念、かしわ記念とJpnⅠを2勝した実績は侮れない。
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