11RのA級決勝は積極型が勢ぞろい。誰が勝ってもおかしくない波乱含みの一戦だ。
予想される並びだが、地元の原田亮太に南関ラインで出沢拓也が付け、鈴木玄人は単騎で自力勝負。中部の4人は真鍋顕汰-鈴木幸紀の三重勢と、林敬宏-長屋秀明に分かれて戦う。
原田と鈴木玄で人気を分け合いそうだが、穴候補として注目したいのは真鍋だ。初日の予選で中込健太を2周半にわたって突っ張って逃げ切ったのに続き、準決勝でも鈴木玄を叩いて逃げ切るなど出来は申し分ない。ここは強力な同型がそろって仕掛けるタイミングは難しいが、同県・鈴木幸の援護が見込めるだけに、好機に主導権を取れれば年頭の久留米に次ぐ今年2度目の優勝が狙える。
車券は真鍋からの3連単。マークする鈴木幸との⑥↔②から3着は総流しといく。
■藤巻伸司(ふじまき しんじ)競輪担当 サンスポで競輪を担当して30年目に突入。さすがに全盛時の体力はないが、勘と決断力は鈍っていないと自負している。これからも感性に磨きをかけて好配当を提供していきたい。
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