大きな夢へ向かって飛躍を誓う2023年。アクティブ女子・武井莉里佳(22)=兵庫、128期=がボート界の階段を軽やかに駆け上がっていく。
「水面が硬い(地元の)尼崎でずっと旋回の練習をしているのが効いているのかも。びわことかみんな乗りづらいという水面でも、私は乗りやすく感じますからね」
武井は昨年6月のまるがめ一般戦で男子を相手にファイナル進出。優勝戦は6着大敗に終わったものの、21年6月のデビューからちょうど1年の早さでの初優出は大いに話題となった。「ブン回して、握れるレーサーになりたい」と力を込めるように、その後も磨いてきたターン力は着実に進化を遂げている。
小学校時代は野球、高校ではソフトボールで汗を流したスポーツ女子。「体を動かすのが好き。じっとしていられないんですよね」と笑う。ボートと同様に波に乗るサーフィンが趣味のひとつで、「父が(サーフィンを)やっていて、小さい頃から高知とかに連れて行ってもらっていました」。さらに、最近もっとも熱中しているのがゴルフだ。「まだ始めて半年くらいで、ベストスコアは114。野球やソフトボールをやっていたせいか、結構飛ぶんですよ」とアウトドアの空気を感じながら、厳しい勝負の世界に身を置く心身ををフレッシュしている。
「今年はまた優出するのが目標。いずれはクイーンズクライマックスで優勝したい。ティアラを着けるなんて、結婚式かクイーンズクライマックスしかないですからね」
女子ボート界の頂点を目指す挑戦は始まったばかり。いくつもの波を乗り越え、いつの日か光り輝くティアラを戴冠してみせる。
■武井莉里佳(たけい・りりか) 2000(平成12)年9月25日生まれ、22歳。兵庫県出身。兵庫支部。21年6月、尼崎でデビュー(6着)。22年6月まるがめでデビュー初優出。155センチ。