史上初となるクイーンズクライマックス連覇を達成した田口節子 住之江ボートのプレミアムGⅠ「第11回クイーンズクライマックス」(優勝賞金1500万円)は12月31日、第12Rで優勝戦が行われ、田口節子(41)=岡山=が2コースから差し快勝。史上初の大会連覇を成し遂げた(GⅠVは4回目)。2着は平高奈菜(香川)。3着には長嶋万記(静岡)が入った。
女子ではただ一人24場制覇の実績を誇る岡山レディースの主砲が新たな勲章を手に入れた。田口が2コース差しを決めて快勝。昨年の第10回(福岡)に続く史上初の大会連覇を達成した。
「本当にうれしい。優勝戦に入ったら正直(舟足は)見劣りするなと思っていたけど、『自分は2コースが得意なんだ』と言い聞かせていました。(1周1マークは)『(平高)奈菜ちゃんがすんなり行くんだ』と思っていたのでびっくりしました」。平高のターンがふくれた隙を逃さず絶妙なハンドルで勝負を決した。
「2マークが鬼門だと思っていたし、1マークも試運転で転覆していたので。本当に3周が長かった」。TRラストの3回戦前に喫した「試運転ではデビューしてから初めて」という転覆も乗り越えての2年連続優出。昨年と同じ1、2号艇の並びの頂上決戦で、昨年のまくりに続き今年は差して勝負強さを誇示した。
「たくさんの人が残ってくれていてうれしかった。連覇は正直そこまで意識していなかったけど、こみあげてきました」とウイニングパレードでは涙ながらに声援に応えた。ティアラ戴冠の表彰式では「今年もまさかの優勝でいまだにドキドキしています。で~も~、やればぁ~できる!!」と、今節の選手紹介から始まったお笑い芸人ティモンディ・高岸宏行のものまねでファンを沸かせた。
「今年はSGも結構走らせていただいたけど、技術は若い子にはかなわない、そこは痛感しています」。遠藤エミのSG初制覇が象徴するように、群雄割拠の女子ボート界。しかし、レディースチャンピオンでの2011年(三国)→12年(多摩川)の連覇に加え、QCでも初の連覇という快挙を遂げたのは田口だけだ。
「来年もあまり抱負とかは持たず、いつも通りやりたいです」。マイペースを貫きながら、ここ一番での勝負強さを発揮して23年も女子ボートレース界を盛り上げる。(小出大輔)
■田口節子(たぐち・せつこ)1981(昭和56)年1月14日生まれ、41歳。岡山県出身、岡山支部所属。田村隆信、井口佳典、丸岡正典、湯川浩司、森高一真らと同じ第85期生として1999年11月に下関でデビュー。2003年にびわこで初優勝。GIは11、12年のレディースチャンピオン、昨年のクイーンズクライマックスに次いで4度目のV。