札幌2歳Sを勝ったドゥーラは順調に調整を進めている 〈栗東トレセン〉
ドゥーラは11月1日に帰厩してから、順調に乗り込みを重ねてきた。高橋康調教師は「栗東に来た当初はカイ食いが細かったのですが、5、6日して食べるようになり、一気に体が良くなりました。馬体重は20キロくらい増えてどっしりしてきた。2歳牝馬らしい幼さは残っていますが、いい状態ですよ」と好気配をアピールした。
ドゥアイズは札幌2歳S2着以来、3カ月ぶりの実戦。1勝馬ながらオープンで連続2着と実績はメンバー上位だ。庄野調教師は「キ甲が抜け、筋肉が増えて力強くなってきた。札幌2歳Sでは(勝ち馬に前に)出られてからもう一度伸びたように、いい勝負根性がある。うまく立ち回って来年の春につなげてほしい」と力を込める。
イティネラートルの前走は、逃げて上がり最速の脚を繰り出す3馬身差の完勝。長谷川調教師は「後ろを離して勝てたのが大きな収穫。時計以上のインパクトがあった」と振り返る。6頭立ての前回から頭数が増え、相手関係も強化されるが、「厩舎でも他の牝馬よりどっしりしている。ここでどれだけやれるかです」と楽しみにする。
〈美浦トレセン〉
リバーラはファンタジーSを14キロ増で鮮やかに逃げ切った。五味助手は「成長ぶんもあったと思います。逃げてどこまで…と思っていましたが、うまくいきましたね。距離は少し長いかもしれないけど、対応できると思います」ともう一丁に意欲。
赤松賞勝ちのミスヨコハマは連戦の疲れもなく順調に調整。相田助手は「回復が早くて、思った通り体調は良くなっています。阪神のマイルも合うはずだし、この馬の持ち味を生かせれば」と期待を口にした。
ミシシッピテソーロはGⅠ初騎乗となる原騎手が手綱を取ってダートコースを1周半。デビュー前に稽古をつけており、「緩さが消えて力強くなっています。賢い馬でポテンシャルは高い。チャンスを実らせたいですね」と大舞台に心を躍らせていた。
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