高松競輪の開設72周年記念「玉藻杯争覇戦」(GⅢ)は3日に開幕する。各地区から楽しみな機動型が集結したが、何といっても記念初登場のスーパールーキー・太田海也(23=岡山・121期)に熱視線が注がれるのは違いない。
折しも直前の取手でS級初優勝と箔をつけての参戦だ。「展開も向いたけど流れに乗って走ることができてよかった」と笑顔混じりで振り返ったが、今回は特別クラスが立ちはだかる上に走り慣れていない9車立て。「レースを見たり予習はしてきました。それを実戦で生かせるかが勝負になりますね」と表情を引き締めた。「期の近い先輩方もいるけど決勝まで進みたいです」。同じ早期卒業組で同期の中野慎詞は初記念だった9月の青森で初日から3連勝で決勝まで駒を進めた。その「刺激になる存在」に負けじと、初日10Rから破格のスピードで魅了する構えだ。
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