香港Cに挑むジオグリフが国内最終追い切りを行った(撮影・塩浦孝明) 11日の香港国際競走(シャティン、GⅠ)に出走する関東馬6頭のうち3頭が30日、美浦で国内最終追い切りを行った。6頭は3日午後7時50分の便で成田国際空港から出国する。
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カップ(芝2000メートル)のジオグリフ(木村、牡3)はWコースで一杯に追われて5ハロン67秒2-11秒2。ゴーサインに応えて力強い伸びを見せた。「タメを作ってしっかりと走れていた。使って体もフィットしてきている」と木村調教師。なお、鞍上はビュイック騎手に決まった。
スプリント(芝1200メートル)に挑むナランフレグ(宗像、牡6)はWコースで5ハロン66秒7-11秒1をマーク。馬なりながらラストに鋭く伸びた。「しっかり時計が出ていたし、しまいの反応も良かったですね。いい意味で状態は(前走から)現状維持といった感じ」と宗像調教師。
ヴァーズ(芝2400メートル)で2019、21年に続く3勝目を狙うグローリーヴェイズ(尾関、牡7)はWコースで強めに追われて5ハロン66秒5-11秒3。「しまいの反応は良かったですね。毛づやもいいし、体調は良さそう」と尾関調教師は満足げだった。なお、同馬はこの一戦を最後に引退、種牡馬入りする方向であることが、馬主のシルク・ホースクラブから発表された。
また、マイル(芝1600メートル)に出走するシュネルマイスター(手塚、牡4)の鞍上はルメール騎手に決まった。
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