有馬記念の参戦を見送ることがわかったアスクビクターモア 菊花賞をコースレコードで制したアスクビクターモア(美浦・田村康仁厩舎、牡3歳)が有馬記念への参戦を見送ることが1日、分かった。一旦休養して英気を養い、来春は大阪杯(4月2日、阪神、GⅠ、芝2000メートル)か、天皇賞・春(4月30日、京都、GⅠ、芝3200メートル)を目標にしていく。
田村調教師は「有馬記念には出走しないことにしました。今年は6回使って3勝してくれました。レコード決着(日本ダービー、菊花賞)も2回ありましたし、非常にタフな競馬をしてきました。ファン投票5位(中間発表)でファンやJRAの期待もあり、オーナーは出走するかどうかを熟慮されていましたが、ここで1回休ませてあげるのが馬にとっていいという判断になりました。来年の上半期は外国に行くこともありませんし、春は京都の長丁場か、阪神の中距離のGⅠか。それが決まれば、前哨戦をどこにするかも決まってくると思います」と説明した。現在は宮城県の山元トレセンに放牧中。冬場を充電期間にあて、春の大舞台を目指していく。
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