シュネルマイスター(左)とウインマリリン(右)=美浦トレセン(撮影・塩浦孝明) 香港マイル(11日、シャティン、GⅠ、芝1600メートル)に挑むシュネルマイスター(美浦・手塚貴久厩舎、牡4歳)と、香港ヴァーズ(同、芝2400メートル)に参戦するウインマリリン(美浦・手塚貴久厩舎、牝5歳)が1日の国内最終追い切りで併せ馬を行った。
美浦Wコースでウインマリリンの後ろにシュネルマイスターがつける形。3~4コーナーで外ラチ沿いを回り、馬体を併せて直線へ向くと、両馬ともに馬なりのまま抜群の手応えで駆け抜けて併入。内シュネルが6ハロン84秒9─11秒9、マリリンが同85秒7─12秒0をマークした。見守った手塚調教師は「併せ馬をしっかりできているのがいい。マリリンは前走後も肘の状態は良く、体調はすごくいい。今は490キロ台あるけど、輸送で大きく減ると思うので現地の1週間でどれだけ回復できるか。シュネルマイスターは今で508キロまで回復している。こちらは輸送してもこたえないと思う。2頭ともレースを使っている馬だし、問題なく仕上がっているよ」と順調な調整過程を強調した。金曜はシュネルが角馬場調整、マリリンは厩舎周りの運動の予定。土曜も朝調教で乗られてから、19時50分成田発の便で香港に向かう。
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