競走内容が充実している紫苑Sは、来年度のGⅡ昇格が申請される。今年の勝ち馬スタニングローズは、秋華賞馬に輝いた JRAは17日、令和5年度の開催日割案を発表した。1月5日から12月28日までの開催で、一昨年11月から開催を休止している京都競馬は4月に再開される。また、秋華賞トライアルとして競走内容が充実している紫苑ステークスのGⅡ昇格を日本グレード格付管理委員会に申請することも明らかになった。今後、農林水産大臣の認可を経て正式に確定する。
1月7~9日、9月16~18日、10月7~9日には祝日を利用した3日間開催を実施。また、3歳ダート三冠競走を中心とした2・3歳馬競走の体系整備に伴い、令和6年度のユニコーンSは東京ダービー(大井競馬場)の前哨戦に位置付けられるため、実施時期が変更されることもあらかじめ発表された。
このほか、騎手の健康と福祉、将来にわたる騎手の優秀な人材確保という観点から、平地競走(馬齢、別定重量)における基礎重量、最低負担重量の引き上げが行われることになり、これに伴って重賞レースでも負担重量が変更される。年齢によるアローワンス、南半球産馬の負担重量の減量に、1400メートル未満の区分が新設されることも決まった。
騎手の負担重量減も見直されることになり、障害レースに見習騎手が騎乗する場合、男女とも平地の勝利数とは別に、障害レースの勝利度数に応じた減量が適用される。