宝塚記念の枠順が23日、確定した。
〈栗東トレセン〉アフリカンゴールドは❶枠②番に決定。②番は過去5年で勝ち馬こそいないが【0・1・2・2】と上々の成績を残している。西園助手は「内枠でよかったです。ここなら(ハナに)行くと思います」と先行策を示唆した。
メロディーレーンは❷枠③番からスタートを切る。森田調教師は「内めでよかったです。ロスのない競馬ができますね。状態も変わらずきています」とうなずいた。
アイアンバローズは❸枠⑤番。「いい枠じゃないですか。天皇賞・春は5着でも不完全燃焼。距離短縮で積極的な競馬をして、持ち味を生かしたい」と上村調教師。
3冠牝馬デアリングタクトは❹枠⑦番。昨年の勝ち馬クロノジェネシスと同じ馬番だ。杉山晴調教師は「逃げ馬がいて隊列がばらけるので、枠の有利不利はないと思っていたけど、極端な枠でなくて良かった。前走は最内枠(❶枠①番)でずっと馬場が悪いところを走らされたからね」とうなずいた。
海外重賞を連勝中のステイフーリッシュは❹枠⑧番。岡助手は「ゲートが悪い馬ではないし、枠はどこでもよかったけど、偶数に越したことはないですね。順調ですし、暑さも問題ありません」と話した。
アリーヴォは❼枠⑬番。1998年サイレンススズカなど3勝している。「しいていえば偶数がよかったけど、とくに問題はない。1ハロン延長が鍵だと思うが、ジョッキー(武豊騎手)は、もつと言ってくれていますから」と杉山晴調教師。
キングオブコージは❼枠⑭番。「神経質な馬なので、偶数枠はよかったです。リズムを作って競馬ができれば」と安田翔調教師。
GⅠ初制覇を狙うディープボンドは外めの❼枠⑮番に決まった。山口助手は「どこでも良かったです。偶数、奇数も気になりません。ゲートはちゃんと練習していますから」と語った。
グロリアムンディは❽枠⑯番に入った。⑯番は2020年のクロノジェネシスなど、近7年で出走した4頭のうち3頭が勝っている。「どこでも問題ありません。あとはジョッキーに任せます」と山口助手。
ギベオンは❽枠⑰番からの戴冠を狙う。田代助手は「ごちゃつかないいい枠。内をみながら運べる」と力を込めた。
ポタジェは大外❽枠⑱番。大江助手は「スタートを決めたい。コーナーまで距離があるし、操作性が高いので、流れに乗っていけるのでは。周りの馬を見やすいし、前向きにとらえたい」と話した。
〈美浦トレセン〉マイネルファンロンは❺枠⑨番。2009年に同じステイゴールド産駒のドリームジャーニーが勝っている。「枠はどこでもいいと思っていた。ゲート内でうるさいタイプではないので奇数、偶数も気にならない」と平塚助手。栗東滞在中の僚馬ウインマリリンは❻枠⑫番。同助手は「器用でスタートもいい馬。外枠でもスッと前につけられるはず」と前向きに話した。
ヒシイグアスは❺枠⑩番。03年にヒシミラクルが勝っている縁起のいい馬番だ。「前3走は緩さと反応の鈍さがあった。気持ちを前向きにする調整の中で修正して、その点は良くなった」と堀調教師。