野中騎手がデビュー8年目にして初GⅠ騎乗。ラブパイローとのコンビでオークスに波乱を起こすか デビュー8年目でのGⅠ初挑戦に胸が高鳴る。野中悠太郎騎手(25)=美・根本=がラブパイローとのコンビでオークスに挑む。
「追加登録料を払っていただいての挑戦。チャンスをいただけたオーナーと先生には感謝しています」
本来なら2019年12月のホープフルS(ガロアクリーク)でGⅠ初挑戦となるはずだったが、インフルエンザで騎乗できず。それから2年半。ようやく巡ってきた夢舞台だ。今年1月に結婚して環境も立場も変わり、「まだ成績は物足りないですが、今年は重賞に乗せてもらう機会が増え、こうしてGⅠも。リズムの良さを感じます。チャンスを生かせるように頑張りたい」と決意を語った。
ラブパイローとは4戦連続のコンビ。前走のミモザ賞では鮮やかに逃げ切った。「少しずつ距離を延ばしてよくなってきた馬。引っ掛かる感じもないので距離がさらに延びても。逃げた方がよさそうなので、極端な競馬をイメージしています」と野中騎手。人気薄の健闘が目立つGⅠ戦線。樫の舞台にも春の嵐が吹き荒れるか。