NHKマイルC制覇から一夜明け馬房内で静養するダノンスコーピオン=9日、滋賀県栗東市(山口大輝撮影) 先週のNHKマイルCでGⅠ初制覇を果たしたダノンスコーピオン(栗・安田隆、牡3)は激戦から一夜明けた9日、栗東トレセンの自厩舎の馬房内で静養に努めた。岩本助手は「午前1時に帰ってきました。カイバも食べていますし、普段と変わりないですね」と目を細めた。
デビュー前から陣営の期待が大きかった一頭。初タイトル奪取に「まずホッとした気持ちが強いですね。(デビュー前から大きいところを)意識していましたね」と安堵の表情。父ロードカナロアや同産駒のダノンスマッシュなども手掛けた腕利きは、父と似ている点について「すごい怖がりなところは似ているかもしれません」と苦笑いを浮かべた。
安田記念(6月5日、東京、GⅠ、芝1600メートル)参戦を含め、今後に関しては状態を見ながら決められる。「すごいポテンシャルを持っている。能力だけで勝っているようなものですごい馬です」と世話役。伸びしろ十分の3歳マイル王の未来は明るい。
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