青葉賞を制し重賞初制覇を果たしたプラダリア=30日、東京競馬場(撮影・奈良武) 4月30日の東京11Rで行われた第29回青葉賞(GII、3歳オープン、馬齢、芝2400メートル、13頭立て=ダノンギャラクシーが出走取消、1着賞金=5400万円)は、池添謙一騎手の4番人気プラダリア(牡、栗東・池添学厩舎)が重賞初制覇。ディライトバローズが軽快に飛ばす中、道中は5番手を追走。直線で外に持ち出されると、父ディープインパクト譲りの鋭い末脚を繰り出し、2番手追走から押し切りを図る2番人気のロードレゼルを半馬身差し切った。タイムは2分24秒2(良)。
2着から半馬身遅れた3着に最後方から追い上げた武豊のエターナルビクトリ(6番人気)が入った。なお、上位2頭が日本ダービー(5月29日、東京競馬場、GI、芝2400メートル)の優先出走権を獲得した。
◆池添謙一騎手(1着 プラダリア)「初めてまたがった時から、この馬でクラシックに行きたいと思っていた。デビューから2戦続けて2着とうまく乗れなかったけど、目標をダービーに切り替えて、きょう(トライアルを勝って)しっかり権利を取ることができてよかった。(弟の池添学調教師の管理馬で)今年も(兄弟)一緒にダービーに向かっていけるのはすごくうれしい。まだ成長していかなければならない部分、修正点はありますが、持っている素質はすごいものがあるので、このまま無事に本番へ向かっていけたらと思います」
青葉賞を勝ったプラダリアは、父ディープインパクト、母シャッセロール、母の父クロフネという血統。北海道新冠町・オリエント牧場の生産馬で、馬主は名古屋友豊(株)。通算成績は4戦2勝。重賞は初制覇。青葉賞は池添学調教師、池添謙一騎手ともに初勝利。
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